「过年(guò nián)」。「旧暦のお正月・春節を迎える」ことです。その期間は旧暦の大晦日から旧暦の1月15日、2010年では2月13日から2月28日までになります。列車、長距離バス、船、航空機、高速道路。ありとあらゆる交通機関は帰省ラッシュで、混雑します。町が赤いちょうちんで飾られ、デパートや市場などでは、人でにぎわっています。「快过年了」「办年货」「回老家过年」など、この時期、最もよく耳にし、口にするフレーズです。
この「过年」では、大晦日に一家揃って、食事をするのが、最も重要なことです。したがって、故郷を離れた人たちは何としても、久しぶりに家族と一緒に大晦日の食事「年夜飯」をするのに間に合うように帰らなければなりません。

学生をはじめとする独身の人はもちろん、家庭がある人も家族を連れて帰ることになります。自分の家族とまたは実家の家族あるいは配偶者の家族と迎えるといった形になります。今どんなに忙しくても、この1年間仕事でどんなに成功してもまたは失敗しても、家族に会いに帰らなければなりません。
「过年」期間中、仕事のことを忘れ、おいしいものを食べたり、親族と話し合ったり、近隣に挨拶したりします。成功の喜びや失敗した悔しさなどを、このときゆっくり家族に話すことができるのです。そして、祝福されたり、励まされたりします。

今年も虎のぬいぐるみが店頭にたくさん並んでいます。
「过年」。まるで、過去1年間の締めくくりのようで、また新しい一年に向かって新たに出発するスタートラインのような存在です。
「过年」。昔から途切れることなく続けられている慣わしですが、高度成長を続けている今でも、廃れることなく、故郷にいる人と、故郷を離れた人たちの心を強く結び付けています。

様々な形の「虎」が目立つ場所に置かれています。